前号では社会起業家の渡邊智惠子さんを訪ね、未来に残すものをテーマにお話をうかがいました。後編となる今号では、30年以上にわたって道なき道を突き進んでこられた渡邊さんの取り組みに迫ります。
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大きな瞳の奥にゆらゆらっと涙が熱く滲んだのは、インタビューの中で「この仕事、お菓子の仕事をする」と決めたことに触れたとき。
西野潤子さんは、2001年からサントアンで働いているベテランのパティシエ。長く勤務しているけれど、途中、製菓学校に通いながら勤めたり、自分のお店を持つために離れたりと、道のりは平坦ではない。
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2023年1月23日で創業35周年を迎えるサントアン。2020年12月に塚口紗希が社長に就任して2年が経とうとしています。先行きが不透明で将来の予測が難しいVUCA時代に、サントアンはどう歩み、次の世代へとバトンを受け継いでいくべきなのか。紗希社長にとって最も身近で尊敬する女性経営者の一人である社会起業家・渡邊智惠子さんを訪ね、お話をうかがいました。
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オープニングは終わり、お菓子作りを手伝ってくれた方が引き上げていきます。当然ですが、長らくサントアン製造の責任者を務めてくれた松田さんと妻と私の三人が残ったわけです。これからの覚悟を決めた瞬間であり、同時に自分の店である実感が芽生えてきた瞬間でした。
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−サントアンと塩飽さんの思い出はありますか?
震災時友人が須磨で被災し、東京へ引っ越すことになりました。東京に行くにも一苦労で、神戸電鉄で三田を経由して大阪へ行く途中に友人と再会。その際、サントアン(旧店舗)に立ち寄り、焼菓子などお買い物をしました。
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