サントアンの創業から人気の『里づたえ』


サントアンの創業から人気の『里づたえ』(黒豆のパウンドケーキ)

現在、黒豆を使ったケーキやパンは丹波地方を中心に、ごく普通にみられるお菓子となりました。しかし黒豆をコトコトと厨房で煮ていた30年前は、全国的に焼菓子に黒豆を使用する例がなかったのです。そんなわけで「里づたえ」は元祖の黒豆ケーキということになるのでしょうか?
黒豆は正月御節の煮豆とは異なり、バターケーキに合うように煮上げた豆をふんだんに使いました。さらに味に改良を加え、進化した地産菓子で、ふるさと丹波の里の温もりをつたえます。

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黒大豆の歴史と近年の枝豆ブーム

黒大豆は丹波地方を中心に古くから栽培され、江戸時代には幕府への献納品になるなど特産品として名が広がってきました。また、莢(サヤ)が若い10月に収穫する「枝豆」は昔から篠山では食べられていたものの、他ではほとんど知られていませんでした。注目を浴びたのは昭和63年「ホロンピア88 食と緑の展覧会」で紹介された事がきっかけです。枝豆はその黒豆が莢の中で熟成しきって黒色になる前の青い莢の状態のものです。枝豆としての旬の時期は非常に短いのですが、その豊かなボリューム感と深いコク、独特の風味は非常に美味しいと人気が高く、秋には多くの観光客で丹波は賑わいます。

江戸時代中期、「川北黒大豆」(兵庫県篠山市川北)の名で幕府へ献上され、江戸に広まる
寛政11年(1799年)、「丹波国大絵図」に丹波黒が丹波国名産品として記載
江戸末期〜明治初期、日置村(篠山市日置)の豪農、波部六兵衛らが優良な丹波黒を選抜、「波部黒大豆」として栽培を奨励
明治時代、「波部黒大豆」が宮内省御用達品となり、より名声が高まる
昭和9年、「川北黒大豆」と「波部黒大豆」を統一して「丹波黒大豆」と命名
昭和16年、兵庫県農事試験場が「丹波黒大豆」を品種特性試験し、「丹波黒」と命名して奨励品種に指定

丹波黒の特徴

糖度が高く、粒が非常に大きい。サヤにうぶ毛が伸び、黒ずみ、茶褐色の斑点がついている。

■粒が大きい
丹波黒の第一の特長はその大きさです。大豆の大きさは百粒の重さで比較しますが、一般の普通大豆が30グラム程度であるのに比べ、丹波黒は約80グラムと、世界でも類のない大粒大豆です。

■美味しい
煮豆にすると、皮が破れにくくよく膨らみ、漆黒の色つやと広がる芳香、そしてそのモチモチした食感により、極上の食味となります。その大きさや美しい姿、美味しさから、最近では洋菓子をはじめ様々なお菓子にも用途が広がっています。

■健康機能性
黒大豆特有のポリフェノール類を豊富に含み、またビタミンE含量が他の大豆よりも多いことから、強い抗酸化作用を持つことが期待できます。

■栽培特性
栽培期間も長く、枝は大きく広がり、夏場の土寄せや水やりなど作業も多く、さらに収穫や乾燥にも手間がかかるため、大豆の中では最も栽培しにくい品種です。栽培に手間がかることから、生産者の間では「苦労豆」とも呼ばれることもあります。

三田市、篠山市、丹波市各ホームページなどの出典

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