清水友子さんはコーヒーの香りに惹かれてサントアンと出会った。長く事務職を続けていたが、韓国への語学留学をきっかけに道が変わった。辛い韓国料理。食後、無性にコーヒーが飲みたくなる。「コーヒーの香りを嗅ぐと安らぐ。何でこんなに気分がよくなるんだろう」。帰国後、事務職を再開する予定が、どうしてもコーヒーの香りのもとで働きたくなった。
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朱山久未子さんは、販売スタッフを経て、現在は製造補助の仕事をしている。旦那さんは先月のletterでお話を伺った朱山貴也さんで、同じくサントアンでパティシエとして働く。ふたりは1年半後を目処に独立し、自分たちのお店を作る予定。
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お話を伺う中で、朱山さんが愛について明言された場面が印象に残った。愛とは何か、自分の言葉を持つ人は多くないと思う。内省の深い方。お話はこう続く。「それがなんで大人相手に、例えば自分の家族じゃない相手に向けては難しいんだろうって考えるきっかけになって」
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高校卒業後、声を使う仕事への憧れから劇団の研究生に。そこで初めて踏んだ舞台が楽しくて、演劇にのめり込んでいった。演劇活動をしながらサントアンで販売のアルバイトを始めたのは「ケーキが好きだったから」。
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大きな瞳の奥にゆらゆらっと涙が熱く滲んだのは、インタビューの中で「この仕事、お菓子の仕事をする」と決めたことに触れたとき。
西野潤子さんは、2001年からサントアンで働いているベテランのパティシエ。長く勤務しているけれど、途中、製菓学校に通いながら勤めたり、自分のお店を持つために離れたりと、道のりは平坦ではない。
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